年収はどれくらい?

Javaは、全プログラミング言語中16%と世界で一番使われており、習得経験人数も多い人気言語である。Androidアプリの開発などにおける需要が高まる中、Javaエンジニアは、今後も安定して仕事が得られる職業となりそうだ。
2019年の調査によると、Javaエンジニアの平均年収は456万円である。日本の全職種平均年収である454万円と比べると、ほぼ同じくらいといえる。プログラミング言語別の平均年収の中では11位以下で、あまり高い方とは言えない。

ただ、エンジニアと一括りに言っても、Webサービスを作るまでにはたくさんの工程があり、携わる人材も異なってくる。クライアントが提示してきたサービスを設計するのが上流工程、そしてその設計書に基づいてプログラミングの作業をしたり、テストや運営保守をしたりするのがいわゆる下流工程である。
上流工程を担当するエンジニアはプロジェクト全体のマネジメントを行うことが多く、下流工程に比べて上流工程を担当するエンジニアの方が給料が高いのだが、Javaエンジニアの求人は下流工程のものが非常に多い。そのため、全体の平均年収が少なくなっているのだ。

実際、開発部門のフリーランスエンジニアは年収が高い傾向にあり、年収換算800~900万円の案件も多数募集されている。Javaエンジニアとして高収入を得るには、エンジニアとしての実務経験を3年以上積み、上流工程に携わることが王道と言えそうだ。